将棋漫画感想
2019年06月01日 23:49 編集済み:2019年06月02日 23:17
少しスタートラインの話題も出してます。
「リボーンの棋士」(2巻まで)
スタートラインの感想にもちらほら名前の出ていた作品。やっと読みました。面白かったです!
対局時の緊張感がすごく伝わってくるし、心理描写が的確でとても引き込まれた。
キャラの配置も絶妙。ポジティブ安住(主人公)とちょっと卑屈な土屋(盟友)とか。
プロとアマと元奨と奨励会員の関係とか。
特に2巻のいい手を思いつくまでとプロが安住の戦術をパクるところまでの流れが最高に面白かった。
確かに設定が元奨だったりですが、スタートラインに似てるようで非なるものだなあと。
読んでて川喜田がどうのより、その後の日笠に思いを馳せてしまった…
元奨の人々の思いがある中で日笠はプロになって活躍しているんだろうなというのが身に沁みた。
ちらほらスピリッツ本誌も読んでますが、3巻の内容も気になる!
あと森さんかわいい。
「将棋の渡辺くん」(1巻)
めっちゃ笑った! 棋士の面白エピソード凝縮という感じで(笑)
単なる出来の悪い旦那ネタなら(ネタになるけど)心配になるが、職業が棋士だとなぜか許せてしまう不思議。
棋士関係の解説も良くまとまっていて、もう少し早く読めばよかったと思いました。
特に好きなネタ…
・家族でパズル→棋士「普段こんなに頭使うことない」→妻(君将棋盤の前で何してんの?)
・蚊取り線香のネタ。ダメダメすぎるし危ないよ!
とにかく面白かったので2、3巻も読みたい。マガポケに載ってるのもチェックしてみます。
「紅葉の棋節」(全2巻)
決してつまらない漫画ではないと個人的には思った。
兄の将棋を大事に次の季節に進もうというのはいい。
でも何が足りなかったかと言えば、ワクワクが足りなかったんだと思う。
百日紅くんの設定の方が個人的にワクワクした。
駒の声が聴こえるとかワクワクもんだよ(笑)。
感覚派の人が自分のセンスをそういう風に表現するっていうのが好き。
でもやっぱりジャンプ漫画なので、何でもいいから早い段階ですごいインパクトを残さないと駄目なんだな~と思い、(ある意味での)ジャンプの厳しさを久々に目の当たりにした感じです。
「漫画は博打」ってバクマンでも言ってたしな!
「ものの歩」の第一話も読んだのですが、第一印象はこちらの方が好みと思ったのでまた機会があれば読んでみたいです。
ジャンプで始まった「ふたりの太星」もチェックしてるのですが、2話にしてえーっ!!?? な展開で、のるかそるか全く分からない…
でもインパクトだけはすごいありました…将棋というよりサスペンスって感じだけど!
路線としてはヒカ碁・デスノみたいな感じにしたいのかな~それはジャンプ漫画としては正解だと思うけど、どうなるか。
余談: 読んでみたい将棋漫画…「the Killing Pawn」
数年前の読み切り漫画で、進撃の巨人の作者が原作で、ARMSの作者が作画だそうです。
感想などを読む限りぶっ飛んだ将棋漫画(一応)らしいのですが、すごく読んでみたい。
入手がかなり困難ですが…なんか方法ないかな…
この漫画の感想で、進撃の巨人の作者は将棋を知っているし、進撃には将棋要素があるという考察があって、びっくりしたけど個人的に同感できる部分もあると思いました。
王とか馬とか兵などワードが被ってるのや、壁は囲いっぽいし巨人になるというのが成駒みたいだし、作者が盤上で駒を動かして色々考えるのが好きなのかな~って感じがするので。
タイトルを和訳するなら意訳だけど「進撃の歩兵」でいいのではないか? 分かりやすいし。
直訳するなら「必殺(必死)の歩兵」という感じなんだろうけど。