動機の確認(自分語り)

※ただのぶっちゃけた自分語りです。
 あまり抽象的な話にしてしまうと自分でも分からなくなるので具体的な作品名を出してます。ジャンルごちゃ混ぜです。

『死神くん』の人生ラーメンの巻に、こんなくだりがある。
「オレわかったよ ラーメンは 作るものじゃなく 食べてもらうものだってこと…」
ラーメン屋の父が事故で植物状態になってしまい、その息子が店を再開するために父の味のラーメンを作ろうとする話なんだけど、このくだりがえんどコイチ先生の創作姿勢にもつながっているように私は思った。

それで考えた。二次創作の場合はどうなのか?
私の場合はやはり「作るもの」じゃないかと思う。
読んでもらうことが優先されてしまうと、そのために原作のキャラが崩れたり、原作の世界観に合わないような刺激的な展開が許されてしまうんじゃないかと思うからだ。
でも程度問題であって、究極的には面白ければ許される…気もするけど。
自分の二次創作を見てもらえて嬉しいと思っているけど、どうしたらもっと見てもらえるのかという気持ちも正直ある。
そのためには「読んでもらおう」という気持ちが不足しているのでは? と考えた。

でも、読んでもらえるものって女性向け二次の場合の究極を言うなら、それってぶっちゃけBLでは?
そこまで考えた時、いや私はBLという設定を使わないで二人の良さを表現したいと、すぐに思った。
自分としてはBLが好きというより、二次創作BLというのは話を作りやすくする「共通設定」みたいなものだと思っている。(これはちょっとえ…って思われそうだけど)
でも前のジャンルでBLという設定を使わなくても話を作れるようになったので、自分にとってBLは必須ではない。(でもBL話を読むのは好きだし妄想はあり)
スタートラインに関しては、BLでない原作そのままの関係の延長がやっぱりもの凄く萌える、と改めて思った。最初の頃にも書いているけど。(参照:https://rom.ltt.jp/blog/180917/
人生を賭けた勝負で一つ間違えばドロドロの関係になりそうなところを、二人が全力で向き合ったことで、お互いが影響し合ってお互いが心に残るような関係になれたのがすごくいい。
この二人の関係って素敵!!
結局自分が言いたいのってこれだし、感想にも書いてるし、ぶっちゃけファンレターにも書いた(笑)
でもまだ何度だって言いたいけど、ただ素敵って言葉を繰り返すだけじゃなく、言いたい!
というのが、川喜田と日笠で二次創作を書いている動機だと改めて思った。

しかしこれって前ジャンルの、小橋と速水の場合も同じような結論に達している…
二次創作を読んでもらっている友人にスタートラインの話を読んでもらったら、小橋と速水に通じるものがあると思った、と言われてやっぱそうですかと自分でも思ったけど(笑)
以前から仲がいいとか深い関係じゃないけど、人生を賭けた勝負で深い関係ができてしまったという部分は共通していると思う。というか、多分こういう関係性が私は好きだしツボなんだろう。それぞれの性格やどういう決着になったかは全く違うと思っているけど。

小橋と速水の場合の動機は、「二人がもし接触したら、BLという設定を使わない場合、どういうやりとりができるのか」だった。
小橋と速水の二次創作は当時いくつかあって、むちゃくちゃ萌えて読んでいたけど、もしBLでなかった場合はどうなるのか物凄く気になっていて、自分はその場合も書いてみたかった。
原作で答えが出るはずはないと思っていたけど、長期連載で再登場の運びになり、思わぬところでこの問いの答え合わせをする感じになってしまった。
妄想なので原作と大分ずれた所が多々あった。
でも自己採点ではそんなに悪くない…と自分的には思ったので満足してしまった。
真田的な(笑)ちょっと真田と一緒にするのは失礼かもだけど、本当に満足したので気が済んでしまった。
他にもいろいろ要因はあったが、更新終了の理由は今考えるとこういうことだったと思う。今さらの話。

今年に限った話じゃないけど、二次創作がオープンになりすぎて苦言を呈するような文章を今年も何度か読んだ。
それはド正論でその通りなので、どうして二次創作がやりたいのか、やらなくてもいいのではないかと考えてしまうこともあった。
しかし自分としては、言葉(萌え語り)にしきれないものを書けるという部分で二次創作が好きだし、やりたい。

スタートラインに関しては、川喜田と日笠は二人とも輝く未来に辿り着けたと思うので、作品外の事を二次創作でやるのは野暮ではないかと思うこともある。
でも、コイチ先生がとんちんかん文庫版のあとがきで、「その後なんて読者があれこれ考えて楽しめばいい」と書いていらっしゃって、そういう自由を許容してくれるのはとても有難いと思った。
なので自由な想像や妄想の中で私は書いてみたい。

上手くなりたいというのはもっと人に見てもらいたいという意味ではなくて、自分としてはこの二人の良さをもっと生き生きと・色々な方法で表現したいから、もっと上手くなりたい。
こうモチベーションを持とうと考えたらとても自分でしっくり来た。
…今は全然できてないし、自分でもただの理想論じゃんて思う!(笑)
ただでさえ、この文章まとめるのにすごく時間かかってるし、もっと理解しやすい文章を書けるようになりたい。これも理想論だけど…
でも、そう思って粘ってやっていけば、いつかきっと自分の希望するところが見えてくる、と思う。
これは前ジャンルの時そうだったから、そう信じる!
それに、スタートライン自体がそういう「努力は大切だ」って話だし。

一時期星占いにハマった時があり、占いが当たるというより自分に当てはまる表現を探すのが面白かった。
自分の魚座の占いでしっくり来た表現を使うなら、「ディープ」に来年もやっていきたい。

※2021/01/31 追記
以前のブログで同じようなことを書き綴っていたので、思い出せるように貼っておきます。
過去の自分の方が腹が座っている気がする。

前の記事にWEB拍手ありがとうございました! すごく嬉しいです!