スタートラインについて現時点で思うこと(2018.12)

2018年12月18日 23:35 編集済み:2018年12月19日 20:25

スタートラインについて現時点で思うこと

訂正しました

■間が空いてしまったのですが、二つ訂正しました。
1、最初の感想内でセリフが間違ってました… 「報いなくては」→「報いなければ」です。(修正済)
これはものすごく重要な言葉である上に、少しだけどニュアンスが全然違ってくるのでここは間違えてはいけない所だった…のでお詫びして訂正します。
「報いなくては」だとまだ義務感のニュアンスがあるけど、「報いなければ」は自分の意志でそうしたいってニュアンスな気がする。川喜田が自分で「彼の人生(しょうぎ)に報いなければ」と思う所が重要だと思うので。すみません。

2、自分の二次創作内で川喜田が医師になって2年と書いてたのですが、計算が違ってたので1年に直しました。
医師になるのに全部ストレートで行って8年かかるのですが、26歳の時に受験するから合格したとして27歳(になる年)で入学したことになるはず…
すると10年後の時点で正式に医師になってから1年という計算です。
(…と書きつつちょっと自信がない)

何にホッとしたか(現文読解風)

■日笠の「ホッとしちゃってた」は、何にどうしてホッとしたか?って文章を作ると、
露骨だが「将棋を諦めて生きていかなくて済むのでホッとした」みたいになってしまう…
(人によって解釈のあるところだと思いますが)
多分それは違うんだ、ということをこの作品は言いたいのだと思う。
自分のできること・最善を尽くすことが大事なのだと。

父に対する川喜田の論と同じで、じゃあ将棋ができなくなったら生きていけないのかって話だと思うんだよね。それは違う、と。
川喜田はだからこそ日笠に「活躍して欲しい」でも「頑張って欲しい」でもなく、『生きて欲しい』と願ったのではないか。
そう考えるとこの生きて欲しいはなかなか重い。
もちろんこの場面では川喜田的には日笠の手術が上手くいって病気を治して生きて欲しいという意味だとは思うけど。
(でも川喜田の立場からならこのくらい重いことを日笠に要求してもそれは全然おかしくない、と私は思う)

なのでこれを踏まえると、最初の感想に書いた日笠が亡くなっているのだろうかというのは(現実的には病気なのでそんなこともあるかもしれないが)、作品の趣旨にそぐわないと思った。川喜田に宣言した場面で生きることを選択したわけなので。
なので今は日笠は生きてるし活躍してる! と思っています。

ハッピーエンド

■友人の感想で「この話はある意味ハッピーエンド」という言葉があって、本当にその通りだと思いました。自分では勝負ものにおいて、あまり結果を求めていない(勝敗を競う中で競技者たちが何を思い戦ったかという部分が重要と思っている)ので、これ言われてみるまであまり気づいてなかったんですけど…
よくよく考えるとこのラストは凄い…報われたいじゃなく、何かに対して全力で報いる、その結果として報われたみたいな話だから。
川喜田の芯の強さがあってこそ、自分を肯定できたラストにたどり着けたという気もしている。

某WJのテーマ

■他雑誌のテーマを使うのはナンセンスかもしれませんが、スタートラインを「友情・勝利・努力」で考えると…
努力が一番多い・友情はまあ最後に芽生えたとして、勝利がない ということになる。
でもこれは何を「勝利」と考えるかによるか。
もしくは日笠の方に友情勝利努力の要素がある と考えてもいいし。
または 川喜田の在り方が日笠に友情勝利努力をもたらした と考えることもできるかも…
って全部かよって思ったけど全部だな…

個人的には、「勝利」とは
川喜田→「もう大丈夫」と自分を肯定できたこと
日笠→手術をして「生きる」道を選択できたこと
ではないかと思っている。
この「勝利」を得るのに、互いの存在が相互に影響しあっているのがすごくいい! と思う。

萌えの話


貯まっているのでまた萌え話もしたいのですが、現在の状況としては、

◇キャラクターの性格的には川喜田が好みだけど、自分的にフック(ツッコミ所)があるのは断然日笠の方なんだよな…笑

という感じです笑
もうちょっと分析すると以下のような感じ


日笠の(したたかな後輩属性の)キャラクターとか性格がツボというわけではない
(大雑把な言い方ですが)川喜田さんのことが好きな日笠が好き(笑)というか
原作の中で、川喜田に対する日笠の行動が好きなんだ
川喜田のこと見てて自分も頑張るけど、敢えて親しくはならないとか
けど好意があって無意識でも余命三年って聞かせちゃうとか。
対局の朝話しかけてしまうとか。
同情するなら負けろ、くらい思ってるけどいざ自分が勝ったら泣いちゃうとか…

それは根本的には原作の中での川喜田の在り方が好きってことなんだと思う

…なので多分日笠の話をいっぱいします笑
それとこの二人の萌えポイントはこれ↓も。

◇日笠と川喜田は
・7年前(16歳と19歳)
・現在(23歳と26歳)
・10年後(33歳と36歳/棋士と医師)
って色んな状況・シチュが妄想できるのがおいしい。3歳という年齢差が絶妙すぎる。
7年前の、日笠が一方的に川喜田を気にしてる時期に激しく萌える。